顔には表情筋と呼ばれる約40の筋肉があります。笑ったり、怒ったり、困ったりなど、豊かな表情を作るためや、食べ物が口からこぼれないように押さえるため、また舌と連動して言葉を発するために使っています。運動不足や加齢で表情筋が衰えてくると、皆さんが憂鬱になるたるみやシワが目立ってきます。これは筋線維が細くなり、筋力が落ちたことにより起こる現象です。大体40歳前後から始まりますね。

では筋力アップ!と誰もが考えます。

筋肥大を起こすためには筋肉が大きな力を出さなければならず、つまりそれには負荷を与える必要があります。体の筋肉を効果的に鍛えるためには、ダンベルやバーベルなどの道具を使うことがスタンダードになっていますが、表情筋を鍛えるために顔でダンベルを持つ事はできませんね(笑)。じゃあ、何か通販で道具を買ってみようかな、これも誰もが考えますね。

しかしこれが落とし穴。

筋肉を鍛えるための道具は様々市販されていますが、弛みやほうれい線改善のために「口にくわえる」と言った道具が多いように見受けられます。実は気を付けなければならないのは、くわえた途端に顎周りの筋肉にストレスが過剰にかかる、というものが多い事です。

顎周りにストレスがかかると、結果その部位の筋肉が発達します。発達した筋肉は優位に使われるようになるので、気が付いた時には、顎がしっかりとして顔が大きくなった印象に。そして肝心の頬のたるみは消えていない、という願っていなかった現象が生れます。

頬は柔らかくぽたぽたとたるんでいるのに、顎周りの筋肉だけが過剰に発達しているというお客様のカウンセリングをすると、頬のたるみを解消したくて道具を使っていた、と仰います。間違った力の入れ方をすると、修正するのに3倍以上の時間がかかります。これは本当に厄介です。真面目な方ほど要注意!じゃあ、どうすればいいのぉ?と不安になりますよね。大丈夫!そのためにOKAOキントレを考案したのですから。OKAOキントレならお道具要らずで十分に筋肥大へと導けます。

『OKAOキントレ』は、表情筋を鍛えるための効率的な方法として「手による他動的負荷」を取り入れたメソッドを考案したものです。これは、まるでダンベルやバーベルを持つように、自分の手で重さを作り負荷をかけ、筋肉を育てていくメソッドで、誰もができる簡単、安心、安全、かつとても効果的な方法として形成外科、整形外科のドクターからお墨付きをいただいております。

体の筋肉=骨格筋を育てていく場合、負荷となる重さの尺度を表す単位としてRM(レペティション・マキシマム)というものがあります。

表情筋は骨格筋のようにどれくらいのRMでどれくらいの効果が得られるという科学的データは出ていませんので、数値でお伝えすることはできませんが、筋肉を鍛える上で大切とされている「感覚」を利用します。ここでいう感覚とは筋肉の「疲労感」であったり筋肉痛のような「軽い痛み」になります。簡単ながら手や指の置く位置はとても重要です。正しい負荷になりえるかどうか、研究に研究を重ねていますのでこのポイントだけは皆様に初めにしっかりお伝えしています。このポイントを抑えられれば無敵です!OKAOキントレの大きな特徴である「手による他動的負荷」を考案してから、皆さまの改善スピードが明らかに上がりました。

表情筋トレーニングのメソッドは巷に増えてきていますが、OKAOキントレの最大の特徴は解剖学に則った、医学的根拠のあるメソッドということを基本に位置付けていることです。どの表情筋トレーニングを取り入れてみようかと検討中の方は、是非一度OKAOキントレの扉を開いてみてください。扉の向こうには笑顔の美しい、明るいあなたが待っています。実はこの「手によるよる他動的負荷」を考案したもう一つの重要なポイントがあります。これは長年私が悩んできた左右の対称性を目指すための理屈なのですが長くなりますので、また次回に。

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